お伽噺は泡と消え
」のレビュー

お伽噺は泡と消え

じゃのめ

印象的なタイトルだけど

2022年4月15日
表題作のみ219ページ。お話はまとまっていると思いましたが、ページ数の関係なのか何なのか、各エピソードが薄く感じました。
丘と朱巳のお互いへの気持ちもこちらが自然に感情移入するほどは掘り下げられておらず、あ、そうだったの?な感じ。
朱巳の家業との葛藤とか折り合いのエピソードが随分端折られているのも、感情移入しにくかった一因な気がします。朱巳が抱えている苦しさがあんまり伝わってこず。もうちょっとキャラクターに感情移入できたら感じ方が違ったと思います。
タイトル回収、ピンとかなかったのは私の読解力の問題ですかね、、人魚姫のたとえ話も全然腑に落ちなくて、印象的なタイトルなだけに『?』でした。
あっさり、さらっとお話が終わりました。
個人的には定価だとちょっと割高に感じる内容でした。気になる方はクーポンや割引での購入がおすすめです。
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