因果性のベゼ
」のレビュー

因果性のベゼ

阿仁谷ユイジ

言葉の端々まで見逃せない

ネタバレ
2022年4月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 転校初日から3月7日の夜を何度もタイムリープしながらも、行動は変えられず結果が変えられず痛切な想いを繰り返してきた、たまき。対してひろきのタイムリープは何度も繰り返すうちに戻る時間がだいたいコントロールできて、結果を変えることができるもの…しかし、たまきの大事なものが代償になる。この切ないふたりのふたつのタイムリープを、序盤から謎や伏線として端々に散りばめられていて、とても読み応えのある作品。タイムリープものとしても、BLとしての萌えきゅんも押さえてて、小山もいい味出してます。そしてえろい、えちだけじゃなくて、キスしたいけどできないって時の口元がキスを制限されてるから余計にえろく感じるのもよきでした。
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