ドラマチックでなにが悪い【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】
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ドラマチックでなにが悪い【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】

佐藤千鳥

これまでも、これからも一緒にいたいから

ネタバレ
2022年4月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 受けの名前が陽佳(あすか)春なのですが、作中ではあすか呼びと春呼びが混在しており、あすかが苗字だと認識していないと混乱します。明るくて女の子にも人気のあるあすかは、幼馴染の月基海が自分の名前を呼びながらシているところを見てしまいます。翌日、海から「嫌なとこ見せて悪かった、ただの処理だから」と言われたあすかは複雑な思いに駆られます。今まで通りにしようとしても意識してしまうし、海は明らかに嘘をついているし、でも海と離れてしまうのは嫌だしで、あすかは海を問い詰めます。海はあすかのことが好きだと、でも女の子が好きなあすかに言うつもりは無かったと言うのでした。そんなのわかんないだろ、と咄嗟に言ったあすかは、自分がそういう意味で海を好きになれるのか一生懸命考えます。でも考えても答えの出ないあすかは、とりあえず付き合おうと海に申し出るのでした。DKらしいモダモダ感と気持ちの通じた時の喜びが、小さな嫉妬や進路の迷いなどを交えて描かれます。大人で子供で、不安だけど嬉しくて、好きで好きで、というDKならではのアオハル、描きおろしでは卒業後の二人の色々なひと時を楽しめます。
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