どんなことでも伝えなければ伝わらない





2022年4月25日
「バカだねえ」って言いながら光路くんの頭をなでたくなりました。
高校生の光路と小学生の大地、二人を通して「大人になる」ということの両側面を描いた作品だったと思います。物や人の声が聞こえる、という不思議な力はありますが、それを使って事件解決のワクワクファンタジー、ではありません。
大人になることの寂しさや恐怖、伝えることの大切さや難しさ、そういったものを、子供時代の宝物と一緒に「大丈夫だよ」とやさしく包んで、一歩踏み出すことを後押ししてくれるような、ゆっくりとあたたかな作品でした。随所で泣いちゃう。
大人になるって悪くないし、大人であろうとすることは一生の課題。登場する大人は皆それぞれ違ったタイプの大人ですが、全員「大人」だったのでストレスフリーに読めました。大地の父親である雅弘が特に好きなタイプの大人です。
光路と大地それぞれの友達もみんな良い奴(特に有介が好き)だし、ヒロイン(?)である花鳴ちゃんがまた光路のことによく気付いてくれてる良い子。うちの光路くんをよろしくお願いします……!
そしてそういうこと全てを凌駕してしまうポイントとして、年の差がある友達というのは良いものですね!!憧れのある関係性です。時々会っては他愛ない話をするような、ずっと仲の良い二人であってほしい。
高校生の光路と小学生の大地、二人を通して「大人になる」ということの両側面を描いた作品だったと思います。物や人の声が聞こえる、という不思議な力はありますが、それを使って事件解決のワクワクファンタジー、ではありません。
大人になることの寂しさや恐怖、伝えることの大切さや難しさ、そういったものを、子供時代の宝物と一緒に「大丈夫だよ」とやさしく包んで、一歩踏み出すことを後押ししてくれるような、ゆっくりとあたたかな作品でした。随所で泣いちゃう。
大人になるって悪くないし、大人であろうとすることは一生の課題。登場する大人は皆それぞれ違ったタイプの大人ですが、全員「大人」だったのでストレスフリーに読めました。大地の父親である雅弘が特に好きなタイプの大人です。
光路と大地それぞれの友達もみんな良い奴(特に有介が好き)だし、ヒロイン(?)である花鳴ちゃんがまた光路のことによく気付いてくれてる良い子。うちの光路くんをよろしくお願いします……!
そしてそういうこと全てを凌駕してしまうポイントとして、年の差がある友達というのは良いものですね!!憧れのある関係性です。時々会っては他愛ない話をするような、ずっと仲の良い二人であってほしい。

いいねしたユーザ4人
-
おおみー さん
(女性/50代) 総レビュー数:0件
-
shikimi さん
(女性/50代) 総レビュー数:432件
-
ももとりゅう さん
(女性/60代~) 総レビュー数:0件
-
salmon さん
(女性/50代) 総レビュー数:2126件