1冊にギュッと。





2022年4月28日
春義にまつわる、11のお話。
重い感じで来るかな?と思ったら、1話目笑っちゃう感じで始まったので驚きました。
で、春義って何者?という疑問が読み進めると解かれて行くわけですが、この11話で構成される展開が大変お見事でした。
彼に関わった人々の目線で、春義が語られています。
彼の人物像が見えてくると共に、語り手である人々の生き様も垣間見えて、全体を通すと群像劇の様に思いました。
個人的には、春義がいつも俯瞰で人生を捉えて居るように見えました。
逃げたくなる現実に逃げ切れなくなったり負けきる前に、意図して軽やかに、しなやかにやり過ごしている様に見えました。
この重いテーマで読者に何も背負わせない春義が、愛しくて堪らなくなりました。
辛いときにこういう乗り越え方をする人、好きです。
自分が辛くても、周りへの優しさを失わない春義。
私も可愛くてたまらん(4話より)。
後半に進むに連れて、11話目にどう締め括られるのかヒヤヒヤしてきたのですが、まさかまさかでした。
うん、まさかまさかの結末。
こういうの…大好きです。
1冊という漫画の枠を十二分に活かした、良作だと思います。
重い感じで来るかな?と思ったら、1話目笑っちゃう感じで始まったので驚きました。
で、春義って何者?という疑問が読み進めると解かれて行くわけですが、この11話で構成される展開が大変お見事でした。
彼に関わった人々の目線で、春義が語られています。
彼の人物像が見えてくると共に、語り手である人々の生き様も垣間見えて、全体を通すと群像劇の様に思いました。
個人的には、春義がいつも俯瞰で人生を捉えて居るように見えました。
逃げたくなる現実に逃げ切れなくなったり負けきる前に、意図して軽やかに、しなやかにやり過ごしている様に見えました。
この重いテーマで読者に何も背負わせない春義が、愛しくて堪らなくなりました。
辛いときにこういう乗り越え方をする人、好きです。
自分が辛くても、周りへの優しさを失わない春義。
私も可愛くてたまらん(4話より)。
後半に進むに連れて、11話目にどう締め括られるのかヒヤヒヤしてきたのですが、まさかまさかでした。
うん、まさかまさかの結末。
こういうの…大好きです。
1冊という漫画の枠を十二分に活かした、良作だと思います。

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