このレビューはネタバレを含みます▼
忍者や間者として暗躍する者は名を残さず、ひたすらに剣や身体の修行に励む。主人公のあずみも仲間たちと修行に励み、修行の最終試験として1番仲の良い仲間と命をかけて戦わされる。なんて、シュールで残酷なのだろう。純粋であるが故に師匠の最終試験に皆んな命をかけて臨む。無数の戦いの中で最終的に生き残るのはあずみだけとなる。数えきれない位の敵をたおすが、気高く優しいあずみは、"なんじの心に菩薩あり"と敵からも尊重される。心に菩薩を宿す主人公のあずみはとても魅力的で一気に全巻読破してしまった。