小説家の夢はケダモノの夢
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小説家の夢はケダモノの夢

夏目かつら

最後まで読んでほしい

2022年5月7日
作者さんのお話で今のところ一番好きです。
主人公と彼は施設から逃げ出してお金を稼ぐために悪い人に雇われ、他人を騙して生活しています。彼がクズなのはまぁ、置いておいて、主人公も完全に依存してるから逃げようとすら思いつかない生活。そんな中、小説家の攻めくんが次のターゲットになり、そこに家政婦として主人公が潜入して…という話の展開です。どちらも心にトラウマ抱えて、特に攻めくんは理不尽なほど酷い目に合ってるけど、お互いに少しずつ心通わせて行けるようになるのをがんばって描いててよかったです。人物の描き分けができてなく、え、誰?ってページ戻って確認したりしましたが、ストーリーとしては面白かったです。最後がいきなり時系列が飛んだりしたけど、ちゃんと読めば理解できたし、良きです。こういう系のお話の方が個人的には好きです。
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