控えめに言って好きすぎる





2022年5月7日
作者さん買い。表題作は傲岸不遜な受けを愛で包み込む攻め。攻めは単なる忠犬系かと思いきや、ちょっといびつでゾワッと。でも最終的にりんごくんは彼の歪さも愛情も受け容れてるから問題なし。むしろあの愛情こそが彼の救いか。ねじ曲がってたりんごくんが、描き下ろしでは大倉くんのおかげで棘が抜けまくって、愛されることを知った人間は尊いなぁ…と、にっこり。しかし個人的にはスピンオフ(後の蜜果カップル)のほうが刺さった。落果から常に淡々としてた元タチ専男娼の店長と、過去に罰ゲームで店長のフルコース責め(八つ当たり)を喰らった哀れなノンケホスト。おっ始めてもなお淡々としてる店長に即堕ちぐずぐずにされちゃうレオくんがチョロかわすぎてたまらない。この二人をもっと描きましょうと言ったであろう担当さんは神。描いた先生も神。落果シリーズとは関係ない「君のいる家」は、寂しいバツイチおじさんと陽キャな若者の優しいお話…と思いきや。やはりakabeko先生、二人とも色々抱えてた。でも最後はほっこり。どのお話も面白かったです。

いいねしたユーザ2人