このレビューはネタバレを含みます▼
共感力や倫理観のきちんとしてる人が精神疾患になると大変だなぁと、ドキドキハラハラしながらも他人事として読んでいました。
5巻の最後の気づきのシーンで、自分にも心当たりがあって「あ、私だ」と思いました。
感情が昂り、好きだった人や好きであるべき人が邪魔だと思ってしまう。私の場合は恋人でした。
そして夜、自分の感情と向き合ってその矛盾に泣きすぎて眠れないなんて事を繰り返し、現在恋と結婚を諦めました。
重症化したらこうなるのかと今は自分に重ねて読み返しています。
ホルモンに支配され、突如性格が変わってしまう人が自分以外にもいることが分かって少し安心しました。
こうあるべき、こんなこと思いたくない。そう思いながらも感情をコントロールできない不甲斐なさがリアルに表現されてる漫画だと思います。
女性ホルモンに対する社会の理解が根付きますように。