オメガ・メガエラ
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オメガ・メガエラ

丸木戸マキ

最高です

2022年5月13日
完結おめでとうございます。丸木戸先生、ありがとうございます。こんなにも素晴らしい作品を届けてくださった事に感謝の気持ちが溢れてます。毎巻ゾクゾクしながらページを進めて、読了のたび丸木戸先生は天才だと思ってました。終わってしまったと思うと悲しくてたまらないです。続きを楽しみにできないなんて。

美しく終えたものにもっとと望むのは強欲ですが、番外編で犀門の逃亡編を。続編も欲しいです。真宮、伊織ももちろんですが麗子や猩羅さん、有憲のこれからが見たい。
ファンレターのようになってしまいましたが、オメガ・メガエラはめちゃくちゃ面白い、心を鷲掴みにされる作品です。丸木戸先生にハズレなしです。少女漫画、BLとジャンル分けをしようとすると難しいので「名作」「丸木戸作品」「ヒューマンドラマ」という括りで見てもらいたい。

前半は華麗なる一族といった感じで学生時代、5巻から新たな局面で展開されていきます。昔の日曜劇場のような物々しい感じでドラマ化が似合うお話だなぁと。オメガバースじゃなかったら即ドラマ化するんじゃないかと。しかしこのお話はオメガバースだからこそ良いのですが。普段BLに親しんでいる身としては、すごく異色なオメガバースだなと最初びっくりしたんですが、そこは流石の丸木戸先生で。のめり込んじゃいます。グッときて胸がギュウーっとなります。時に涙も。
丸木戸作品の登場人物は洗練された中に少しの泥臭さがあってとても魅力的。丸木戸先生はなぜこんなにも人間味のあるキャラクターを生み出し動かせるのか。まさに神。
犀門めちゃくちゃ賢いのに何かとアレでアレなところが哀れで愛おしい情念の人。犀門、まさに主人公の1人。語るには文字数が足りない。そして斯波よ。斯波ー!斯波ー!斯波ー!

丸木戸作品、全て良いです。めちゃくちゃオススメ。オメガ・メガエラも何度も繰り返し繰り返し読みます。
本当に終わっちゃったの?悲し過ぎる。喜びがない。
完結にはおめでとうございますのお祝いと、もう続きを見ることのできない悲しみが伴うなんて。

前記
毎回ワクワクドキドキしながらページを進めています。
読み終わると毎度この作家様は天才と思うのですが、6巻も最高かつ天才でした。BLジャンルではないなか、真宮と伊織がどうなるのかどう描写されるのかとても気になります。
きっとどういう展開でも胸が熱くなるんだろうな。次巻が楽しみです。
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