蟲は虫の本字である。





2007年12月28日
蟲は虫の本字である。そして、虫より蟲のほうが多数かたまって蠢(うごめ)くようすを想像させてくれる。大きい虫より、小さくて密集した蟲のほうに、人の、背筋にまでゾクッとさせる感覚を与えるからだろう。しかし、なぜそうなるのかは判らない。多分、人の持つ理解度が、瞬時の考察力とで離し、未知で嫌悪の幻覚を生じさせるからであろうか。また人には、いろいろな思考がある。幻想、空想、夢想、予想、妄想などなどきりがない。信じることも疑うことも思考の範疇である。哲学は疑うことであり、宗教は信じることである。といったことを聞いたこともある。宇宙的規模でみた場合、哲学的には、地球でみたリンゴの色と、火星でみたリンゴの色は違うはずなのである。ではリンゴの真の色とは一体どうなんだ。つまり地球で見るリンゴの色への疑いなのである。また宗教に関しては神や仏の存在は絶対なのである。人それぞれが持つ「心」に偉大さがあって、それが不思議なのである。蟲師ギンコがこんな愚考蟲群を体から出してくれた。

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