2055
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2055

三月えみ

2055年アンドロイドと人間が共存する世界

ネタバレ
2022年5月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 三月先生の短編、31ページ。アンドロイドと人間が共存する世界で起こる終わりと始まりのストーリーです。
アンドロイドと人間の話って新田祐克先生の「春を抱いていたafterward」に出てくるカグヤだったり、座裏屋蘭丸先生の「VOID」だったり結構好きなジャンルなので、フォロー様のレビューで見つけて即購入。
ストーリー展開は割と読み始めの段階でわかるのですが、それでも三月先生の手腕でグッとストーリーに引き込まれていきます。弥凪がアンドロイドのアオイにキスをしてお別れを伝えるシーン、アオイが弥凪にいかないでと伝えるシーン…無表情で淡々と物語が進む中でその2つのシーンの表情は訴えてくるものがあって読んでいて心が揺さぶられました。ストーリーの最初と最後で出てくる携帯画面の演出もニクイ。100ptでこの内容読めるなら、かなりお得です。
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