放課後の不純【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
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放課後の不純【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

梶ヶ谷ミチル

DKのかなりピュアな不純同性 交遊

ネタバレ
2022年5月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 放課後の教室でノートを写している水谷に、同じクラスの沢木が話しかけてきます。大人しく目立たない水谷と陸上部の沢木とはほとんど話したことも無かったのですが、沢木はやたらと絡んできた上に、隙を突いてキスしてきます。人の来る気配に、沢木を突き飛ばして逃げ出した水谷はメガネを落としてしまいます。沢木が持っているだろうことはわかっているのですが声をかけることができず、水谷は合わないメガネをしているうちに頭痛が酷くなり保健室に行かざるを得なくなります。心配した沢木は保健室に様子を見に行くのでした。この辺りは気持ちよりも身体の先行するDK達にかなりの置いてきぼり感があるのですが、水谷の幼馴染で元家庭教師の修ちゃんの登場で、二人の「好き」がやっとついてきます。その後も授業や部活、修学旅行の合間を縫ってのエロと同時に、迷ったり悩んだりしながら相手への理解とお互いの気持ちを深めてゆくDKらしさが伝わってきます。眩しいDKのアオハルを描く本作はこの後、大学生となった『おはようからおやすみまで』『3年目の独占欲』と続き、さらにスピンオフ『夜まで待てない』では修ちゃんの恋が描かれます。
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