このレビューはネタバレを含みます▼
良い作品読むとつい「泣いた」とか書いてしまいがちだけど、ほんとの涙はあまり出ない。でもこの作品では泣きました。レビューの評価に誘われて購入したものの、冒頭では母親のママ活相手に迫ってく主人公の気持ちが理解不能で「評価高いの何故?」と…。けど、後半それぞれの人物像が明らかになっていくに従ってグイグイ来た。ベタだけどお母さんが子どもの頃の彼を思い出して「大きくなったね」て微笑むシーンとか、攻が受に言うプロポーズ(?)の言葉とか。あと、「(ゴムを)できるだけ遠回りして買ってきて」て、顔を伏せて言うあのシーンもいい!!その後の彼らはすてきな家族になって、どこかで楽しく暮らしてるんだろう。血縁の濃さと愛情は正比例するものじゃないもんね。お幸せに。