このレビューはネタバレを含みます▼
以前から圧倒的に絵が上手い作者様ですが、新作が出る度に画力が向上していて、特に今作は登場人物のイメージに作者様の絵がピッタリと当てはまっていて、ページを捲る度に眼福の極みです!!受けの浅水が目を伏せた時の睫毛まで、命が宿っているかのように表情豊かで繊細で、ページを捲る手が止まってしまいました。ストーリー的には一応ハッピーエンドになってますが、攻めの櫻庭が最後まで親との関係をうやむやにしており、今後も同じ様な壁にぶつかって浅水が傷付けられる未来が透けて見える…。普段、どんなに絵が綺麗でもストーリーが面白くないと満足できないのですが、ここまで美しいと「とりあえず上手くまとまったんだからいいか。」と納得してしまいました。