ずるい男に拾われました【電子限定漫画付き】
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ずるい男に拾われました【電子限定漫画付き】

うすいしっぽ

気になりすぎてpixivアカ登録してしまった

ネタバレ
2022年5月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 程よいギャグと切なさと色気が詰まってます。普段なら、葉月みたいなタイプが出るお話はあまり進んで読まないのですが、こちらを読んで、見た目?素行?で人となりを判断しちゃいかんなと反省しました。側から見たらクズ男なはずの葉月が、すこぶる優しく、誠には寧ろ葉月じゃなきゃダメだったなと思います。まぁ人を拾っちゃうぐらいだから、真のワルではないのはすぐ分かります、一般的に見てダメと認定されちゃう所があるだけで。そして、葉月にとっても本当に好きになった初めての相手というのもあるのでしょうが、真を可愛がってるのが伝わってきてよいです。『もっと早く俺んとこ来りゃよかったのに』、『(ひとりごちて)何してやったら喜ぶんだよ』『笑ってんじゃねぇよ』、描き下ろしの『(ママにヤキモチと揶揄されて)だったら悪いかよ』とか刺さりました。(他にもいっぱいあります。)真は、一生懸命でかわいい。葉月の側にいても不安は抱えてて、すぐネガティブ思考に陥ってしまいます。背景を考えると辛い。よく悩むけれど、素直さがあって、イライラしません。寧ろ庇護欲が掻き立てられます。『あんたなんか嫌いだ!』からの『好きになってしまってごめんなさい』は、非常に悲しかったです。葉月にいっぱい甘やかされて、幸せになってほしいです。元はpixivで『渇望』というタイトルで掲載されていて、単行本では端折られた部分があり、それどころか続きもあると知り、確かに気になる伏線らしき物もチラホラあったのもあって、思わずpixivのアカウントを取得して読んでしまいました。更にキュン度(というかギューっとした感じ)が増していて、何度も胸が締め付けられ、うるっと涙が出る場面もありました。まだ解決してない事もあってお話は続きそうですので、この単行本を繰り返し読みつつ、pixivの方も追いかけていきたいと思います。完結したら、最後まで単行本になってほしいなぁ。
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