君の夜に触れる
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君の夜に触れる

もりもより

映画のような

ネタバレ
2022年6月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 殺し屋家業の千夏にとって最悪の日から5年後の邂逅。夢にまでみる何も映していないかのような瞳の少年はカスミだった。老舗旅館の息子でも、視覚障害となったことで孤独でも、明るい方をみつける純粋なカスミに、自身のトラウマと負目と父親からの縛りに居場所をなくしていた千夏は惹かれる。孤独な2人が、ゆっくりと近づいていく様が映画のシーンカットのようで。概要にもあったけれど、互いの癒し、救済になるのだろう。けれど、千夏の置かれている状況が許さないかもしれない予感もあって。3巻までだけど、愛しさと切なさと不穏が混ざりあい、最後まで見逃せない感じがする。絵も綺麗で、音や匂いを感じる描写は、世界に引き込まれる。
追記:5話まで読了。よかった。ホント。きっと解決していない問題はあるから、大変なこともあるだろうけど、2人が支えあえていけるなら…
追追記:紙を買いました。アニメイトの小冊子、最高でした。
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