ひとりよがりのバニラ【電子限定おまけ付き】
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ひとりよがりのバニラ【電子限定おまけ付き】

冬房承

エロとテンポの良いツッコミが同居

ネタバレ
2022年6月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 少し分かりにくい部分はあれど、それを撥ね飛ばすくらい読める魅力がある一冊です。

大学時代に「T大の天狗」というアダ名で変わり者として有名だった受(幾世)と、ひょんなことが切欠で仲良くなった今時の攻(風見)。見た目も性格もタイプが違うのに話してみれば気が合い、お互いの部屋を行き来する関係に。受は読書、攻は執筆を得意としており日常の何気ない会話が切欠で二人はSMプレイに目覚めー…でもこれはよくある過去の失敗。二人が元の関係に戻り数年後、受は出版社に就職し文学小説の担当として編集者を任されるようになっていた。しかしある日突然、受が勤務する出版社、しかも名指しで攻から小説の原稿が送られてきて…?!

絵が圧倒的にキレイ。しかも目力が強い、いかにも文学青年というような出で立ちなのに大学時代の格好、アクが強すぎて!眼鏡とるとめちゃ美形ということもあり、かつ自然に独りで落ち着いてしまう雰囲気だから攻が惹かれた訳なんですが、じゃあ交流深めてく中で受が好きな本の一冊に官能小説があるってだけでSMプレイやっちゃおうなんて展開、お互いに気がなきゃできないよ…乳首にピアスまで開けさせといて、攻は受に愛はないなんてある?????????挿入はなしにしてもノリノリだし普通の反応と違うじゃん!!!きっかけは些細だけど、プレイ中、サバついてないよ…それに気づいて!!!って読後は思った…でも喉元過ぎる前は、少しの変化でも不安になるよね…大人になってから、攻受が再び関係を持つ流れは、そりゃ攻は気があるんだからありえるな!だし、受の担当作家にプレイ動画送ったのはマジ…リア充の嫉妬怖い…だった…けど、実は気があった担当作家、マジもんのサド野郎で……プレイあれど挿入は後半ですがそれでも充分楽しめます!!!!!

個人的には担当作家の話が見たいです!!!!!!!!!!!!!こんなサド野郎、放置は勿体ない!!!!!!!

作中のテンポのいいツッコミとか、要所で笑っちゃう所あるので非常に読み終わり時、満足できますよ!マゾでよかったね、幾世…
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