知らないこと
」のレビュー

知らないこと

やの

世界観に同調するか否か。

2022年6月7日
表題作+2作品。
どの作品も奇を衒うような事は一切なく、恋する事を苦しいまでに踏みとどまって描いた作品なのでは?

キラキラ世界が明るく見える恋もあるけど、目をふせて光を感じるつらさ苦しさが痛い恋もある。
どの作品も恋が終わるわけでは無いのでご安心を。
でも、ハッピーゴールが見える訳では無いリアルな心情を透明感のある絵とストーリー構成で読後引きずります。(これがエモいというやつですね)
なんとも言えない味が残ります。
すき。

とくに2作品目の短編。
秀逸。
すごく好きです。

初読み作家様。
セールで購入しました。
この世界観が好きな人は引きずり込まれるなぁ。
ほか作品も読んでみたいのに見当たらないのが寂しい。
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