メイド・イン・クライシス
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メイド・イン・クライシス

上田にく

テンポ良くサクサク読めます

ネタバレ
2022年6月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 少し前のセールで作者さん買い。お金持ちの御曹司・理仁×メイド兼お世話係の光のお話で、表題作のみ全5話+描き下ろしで合計178ページ。借金のかたにオークションで売られることになった光を競り落としたのはお金持ちの瑛士。瑛士に連れられ帰国した光は、メイド兼瑛士の弟・理仁の友達になるように言われて…。最初はもっとシリアスな始まりなのかなと思ったんですが、そこはやっぱり上田にく先生で、明るくてコミカルな作品でした。親しかった使用人が亡くなって落ち込んでいるところを明るく癒やす光に、理仁がすぐ落ちてしまうのも分かる!理仁のスイッチが入ってからは結構急発進ですが、良く言えばテンポが良いということなのかな。光に何の裏があるんだろうとワクワクしたんですが、結構すぐに種明かしされたので、これももう少し引っ張っても良かったような気が。シリアスになりすぎないのは良かったんですが、悪人登場の場面もちょっと種明かしが雑に感じる人もいるかも。でも悪人だけ明らかに絵にタッチが違ったのは面白かった!理仁が18歳とは思えない懐の深さでスパダリっぷりを発揮してくれていたので、年下スパダリ攻めが好きな私にはホクホクでした。
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