このレビューはネタバレを含みます▼
セールでなんとなくポチしたのですが、良い意味で予想外の読後感!これはお買い得でした!
終始寂しさと切なさと心強さで胸がキューっと絞られるようでした。
女の子が欲しかった母親から捨てられたも同然に育った千種。この子が綺麗で儚げで、でもちゃんと男の子で危うくて。あざとさ一切無しの美しいゲイ男子が魅力的。
大学生の千種は、育った環境に加えて自分がゲイだということで寂しさを持て余している。
千種がアルバイトをしているカフェレストランのオーナー(おじいちゃんですがゲイ?)がとても素敵。
コーヒーの名前、淹れ方、カフェを取り巻く空気が伝わるようでコーヒーの香りまでしてきそう。
千種の寂しさを包むような攻めの楠木が渋くて、互いに身体を重ねた後から恋に堕ちていく2人が。。。もうもうもう〜〜!
2度目のえちが描き下ろしにあるのですが、これが読めてめっちゃ良かったと思います。
生活の中にはお砂糖が少し入っていた方がいい。
オーナーの気持ち、わかります!