ROMEO
」のレビュー

ROMEO

わたなべあじあ

壮大で難解、そして圧倒的な美しさ

ネタバレ
2022年6月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと読みたいと思っていた作品でした。一際世界観のある作品だというのは試し読みした感じでもわかっていたので、心も頭も時間も余裕がある時に読もうと決めていたんです。時が来たので読みました笑。ただ、どう言葉で表現したらよいのかと、今ぐるぐるしています。
1巻と2巻は光陽とジェイドの恋に焦点が当てられていて、惹かれ合っているのにお互い越えられない壁のようなものがあり、切なさに溢れています。長い間ずっと誤解があって、でもその誤解も簡単には解けないもので、どうしようもなくなる二人に共感しまくりでしたね。光陽のピンチの一件で、ジェイドが光陽の想いを知り、二人の関係が大きく変わっていきそうです。
とにかく設定がすごく壮大で時間軸も結構前後したりするんですよね。だからこの二人の想いが通じ合うところを読めるかと思い、めっちゃテンション上がって、よっしゃー!って前のめりになって3巻開いたら、「ん!?」ってなっちゃって笑。しかも、「ああこれ、アニメで言うと主題歌が始まる前の導入の短い話やない?」と思って、うんうんしながら読んでたらいっこうに終わりが来ず、「ジェイドいつ来るのー泣」と恋しくなるばかり…。ようやく現れたら3巻終わりました笑。これからの話を読むに当たり、この3巻はとても大切なんだとは思いますが、一回読んだだけでは入ってこない難しさもありました。

こりゃあもう単話で追っかけるしかないですね!!絵の美しさといい、緻密なストーリーといい本当に素晴らしいので、あとは光陽とジェイドの幸せな姿が見れるのを楽しみに、この世界観に浸っていたいと思います。
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