さよなら、ナナシのバイオリン
」のレビュー

さよなら、ナナシのバイオリン

うめーち

名前が命を宿す

ネタバレ
2022年6月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昨年度、あるライターさんのBLベスト10に入っていて、こちらだけ未読で知らなかったので購入していたのにずっと読まずにあたためておりました。
よく考えたらもう半年も前なのか。
独特な世界観で他にないような作品なのでかなり読んでて面白かったです。画力も凄い!

物に名前を付けたら命が宿り意志を持つようになる世界で、ナナシのバイオリンを使う奏介。
ある日バイオリンが壊れて新しいものを探していたとき、人型の名持ちのバイオリンと出会いそれを使うようになります。
良い音色を奏でるため、仲良くなっていく2人。
名持ちだけど名前がわからないバイオリン×音大生の奏介。
一歩一歩、踏み出した関係性を今更白紙には戻せない、情にあつい奏介がカッコいいです。受けだけど。
巻末に、同じ人型のピアノ・コスモの話が少しあり、そちらも今まで何度も持ち主が変わりストーリーがありそうだったのでスピンオフあるか!?と期待しています。
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