デュオ・ラブ
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デュオ・ラブ

町屋はとこ

号泣しました…

ネタバレ
2022年6月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ ピアノデュオの2人の、音楽への情熱と恋愛と、自分の将来への模索を描いた作品です。
音大生の明慶×要。
ピアノデュオを組むことになった2人が、試行錯誤していく中で恋愛感情が芽生えていくストーリーです。
それぞれ違った家庭環境から、要は現実主義だし明慶は自由です。
ピアノを少しかじっている程度ですが、2人の演奏シーンに何度も心を動かされました。
後輩に嫉妬して、一晩で壮大な曲を弾けるようにしてきた明慶の情熱に心を打たれたし、後半、要が自作の曲を明慶と演奏するシーンでは号泣。明慶がラブレターだと受け取ってくれたことに涙が止まらなくて…。
私もこの曲聴きたいです!!!聞いてまた泣きたい。
恋愛部分以外にも、将来の食い扶持としての音楽というのも現実的に描かれていて、要のお母さんの想いにも涙しました。冷たくて厳しい人だと思っていたけど、裕福ではないなりに息子の夢を最大限追わせてあげていて愛しかなくて。
明慶の両親と要の母の価値観の違いは、経済的な余裕の違いでもあることを感じてしまい辛くも感じましたが、最終話の母親同士の会話で要のお母さんも救われたんじゃないかなと思います。
素敵な作品に出会えてよかったです。
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