図書館の大魔術師
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図書館の大魔術師

泉光

どの視点にもなれる

2022年6月19日
ファンタジーの作品は世界観から政治、差別的な風潮のいろいろなものをあらゆる角度から見れる作品が私個人が大好きなのですが、それをどんな視点で読もうとするかはかなり主人公目線に寄る傾向が多いと思います。はじめの方に出てくる設定なのでネタバレに類さないとして感想を述べます。この主人公は今風の「秘めた力が…」というなろう系やチート系の雰囲気を感じたのですが、秘めたナンチャラが割と「何だか普通では?」と錯覚するくらい他のキャラクターの心や視点がたくさんあります。ファンタジーというのは幻想的という意味がありますが、ここにあるのはこの作品の「現実」です。続きが楽しみでなりません。
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