このレビューはネタバレを含みます▼
初読み作家さんですが、評価が良かったのでポイント還元中に２巻まとめて購入。１巻は表題作５話＋描き下ろしで183ページ、２巻は33ページ。営業部から異動してきた入社２年目の梅本×社内SEの岡崎さんのお話です。正直表紙にはあまり惹かれなかったんですが、中身の方が絵がずっと綺麗。スッキリしていてとても綺麗な絵でした。さてストーリーは、ある日ゲイであることがバレて社内での居心地が悪くなっていたSE岡崎さんの下に、自分に憧れていたという入社２年目の梅本が異動してきて…というもの。ゲイバレした後社内で皆がヒソヒソ噂話をしている感じ、これが普通の反応なのかなぁと思うととても辛かったです。それに一人で耐えている岡崎さんに胸がギューッとなりました。と、ともすれば暗く重くなりがちなストーリーを明るくしてくれているノンケ梅本の大型ワンコ感がすごい！すごい陽キャでポジティブで眩しい！途中上手くいかなくて離れてしまうのかと思ってしまいましたが、梅本の底抜けの明るさとポジティブさに救われました。グイグイ来るけど自己中なのではなく、ちゃんと岡崎さんのことを考えてひたすら未来を明るくしてくれています。岡崎さんの元カレは胸糞でしたが、梅本に出会ってくれて良かった！そして営業部の佐田課長みたいな人がもっと増えたらいいな。あと実際登場はしてませんが、梅本の圧倒的光属性な家族もすごい良かったです。
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