このレビューはネタバレを含みます▼
土地に沁み込んだ恨みや悲しみを鎮める御神木だった椎の木が切り倒され、悪い気を一身に受けて祟り神になった椎の木の神様が半妖(鬼と人)の椿丸に出会い、「しいさま」と慕われて共に暮らしていくのですが、しいさまは優しいし、椿丸は純真でめっちゃ尊いお話でした。優しさと切なさでできたエロとファンタジーの合体てな感じ。1巻は山を下りるまでのお話で2巻は新しい地で暮らしてからのお話です。2巻になるとギャグとエロ要素が増して、設定も色々追加されていきますが、もうどうにでもしてって気になります。ラブラブでよかったです。体液循環理論に基づいた汁気の多いお話でしたが、これがエロだけではなく深みがあってすごくよかったんですよ~。なぜもっと早く読まなかったんだ。汁気に惑わされていました。スピンオフの「双鬼が慕うは守り神」も絶対読みます!カバーイラストの触手みたいなのはしいさまの根です。触手みたいな使われかたもしていますよ。
1巻 2017年11月 総182ページ 2巻 2019年11月 総184ページ 電子限定描き下ろし1p 各巻2pの漫画とあとがきがあります(おそらくカバー下) 。修正は白抜き