炭に白蓮
」のレビュー

炭に白蓮

山田圭子

究極の愛は見守ること

2022年6月28日
山田先生の作品は琴線に触れることが多いです。この作品も読みようによったら嫌悪する部分もあるけど、それを超えたところにある愛が先生の本当に描きたかったものなのだと思いました。ガキ大将のような夫を懐柔出来なかった妻と、若い男に走った妻を淡々と守り続けた夫の、すれ違っているようで実は深く繋がっていた夫婦の物語。
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