このレビューはネタバレを含みます▼
ちょっと小難しいですが、人間だったエンが吸血鬼に噛まれ、吸血鬼の組織団体FANGSの一員、イチイに拾われ、吸血衝動の解消のためのペアリングを推奨される。そこではみんなが"新人"のエンを狙っていて…。ペアリングのパートナーとは吸血だけでなくいわゆるセッ…をするわけで、でもエン自身がまだ吸血鬼や組織のことも何ならイチイのことも分からない状態です。
そんな無知なエンに自分に都合がいいように説明することも可能なのに、いろんな吸血鬼を紹介して色んなペアを見せてくれるイチイ。でもそんな彼にもかつてのペアがいたことが分かって…。さらにエンが吸血鬼になってしまった事件についても動きがあって…。
このお話の魅力は吸血鬼がペアを組んで生きているという設定(バディもの最高!)、そして何よりビリー・バリバリー先生の素晴らしい作画です!表情や体の筋肉はもちろん、小物から背景に至るまでかなり細部にこだわって描かれていらっしゃいます。それはもう作画コストが心配になるほど(笑)一切手を抜かずに描かれているからこその魅力をぜひ感じてみてほしいです。