すべてはこの夜に
」のレビュー

すべてはこの夜に

英田サキ/笠井あゆみ

メインからスピンオフまで

2022年7月1日
表題作から始まり、その周囲のエピソードが収録されています。とても不器用な男と過去からやり直しをします。加持と湊は心を伝え合うことができずに別れ、再会を果たしたあとも、しばらくは上手くいきませんでした。相手の気持ちは言葉にしなくてはわかりようもないのに、傷つくことを恐れ、言葉にしなかったのです。掛け違えたボタンを掛け直すチャンスが巡ってきたのにも関わらず、心を伝える事がなかなかできません。ある事件のおかげで、それは流され、新たな2人になれました。武井の物語が、とても心に響きます。落涙必至。1番幸せだった時を読者の私たちも体験できます。凄く良い作品集です!ぜひ読んでいただきたいです.
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!