変態大噴火

2022年7月2日

先生の作品は本当にスルスルとのめり込んでしまう。
重たい『流浪の月』でさえページを開いたその次の瞬間から時空を超えてしまう。

しかも本作のようなラブコメなんてページに指がかかった瞬間から先生の作品への期待感で"ちゃっぽん"と沼に浸かって正座待機しているようなものです。

そんなに変態が好きなわけではないのに先生の変態は悲哀が既に詫びていて可笑しい。
今作も悲しいかな変態の性に苦しかろうなぁ辛かろうなぁなどと同情しつつ大真面目な滑稽さにによによしてしまいました。

変態大噴火オトコ×一見完璧クールビューティ
先生の作品の王道のような設定ですが、勿論可笑しく可愛く切なくほっこり。
どんどんページも進みあっという間に読み終わってしまうほどです。
しかもエロさがなかなか。描写が上手い上に大噴火オトコがえろいのだね。いやいや、一見オトコがエロいのか？
私は大人のえろい小説を読んでいるのかもしれない...と、今更ながら思ったりしました(笑)

面白かったー。
あ「平良」よりは変態じゃないです。

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