絵柄､ストーリー､ラストと意外さが面白い

ネタバレ

2022年7月18日

このレビューはネタバレを含みます▼ 吸血蝙蝠に変化した吸血鬼の弓月はネコに捕まり飼い主である鳶職の太陽の元に連れて行かれます｡お腹の空いていた弓月は思わず太陽の指から血を吸ううちに人の姿となり､ビックリする太陽でしたが､朝の早い仕事故にすぐに出勤します｡帰宅すると着物姿の弓月が部屋を綺麗に掃除し､美味しい料理を作っていてくれました｡弓月が家事をして､太陽が生き血を与える関係が成立し､二人の同居生活が始まります｡ネグレクトで育ち15歳で家を出た太陽､戦災で焼け出され一人ぼっちのところを吸血鬼に拾われた弓月､妻子に先立たれた親方､太陽達が建てている八幡様と､それぞれのエピソードがかっちりと組み合わされて読み応えのあるストーリーになっています｡弓月を引き摺り込んだ吸血鬼の津守､人外病院の十針先生とその助手､太陽の飼い猫ひげ美に至るまでキャラ立ちしていて､独特のギャグセンスが楽しいです｡お醤油入れに入った血清と太陽の十字架に爆笑しました｡十針先生と助手はインキュバスシリーズにも登場しています｡

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MW さん

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