オオカミ様の一途な暴愛【単行本版/コミックシーモア限定特典まんが付き】
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オオカミ様の一途な暴愛【単行本版/コミックシーモア限定特典まんが付き】

あぶく

なんだか勿体ない…?

ネタバレ
2022年7月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵も綺麗で王道オメガバさらに攻めが狼獣人だなんて買いだわ〜とレビューもあまり確認せず読み進めたのですが、期待していたほどにはハマりませんでした。特に気になったのがキャラクターの設定が最初に受ける印象とどんどん変わっていく点。攻めは突然受けの前に現れて、まるでこれまでずっと探していたような意味深な言動で発情中の受けを合意なしに犯す。受けがそもそも獣人に憧れてるので、犯されてるのにそんな悪い感じしないのは、、まぁいいとして。攻めはその後わりと紳士的でマメに受けに接していくのに、出会い方が悪すぎると思います。それについての説明(偶然、運命の番に出会ってか、元々知ってて近寄ってか、あまりの引力に逆らえず我を失ってしまったなど)が無くてモヤモヤしました。他にも攻めのエリート設定の描写があまりなく上滑りしてる気がしたり、受けはプライドが高いと言いつつ内面的に女々しさが目立って柔い印象が強くなったり、急に攻めに相応しくない!自暴自棄!になったり、、、あといくつか気になったんですが省略します。ーーーーーーストーリーとしては纏まってると思うのですが、細かいことが気になる人にはあまり向いてないかも?と思います。もう少し掘り下げながらだったら満足できたかもしれません。そこが勿体ないと思いました。ちなみに、スパダリの定義は人それぞれですが、自分的にはこの作品の攻めはスパダリではなく、傲慢なところもあるけど一途で可愛い獣人、という感じです。
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