獣の呪いは恋で解く
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獣の呪いは恋で解く

栗原カナ

やさしさのあるおとぎばなし

2022年7月25日
203ページ。
表題作半分くらい+短篇2作+表題作描き下ろし。
読み切りのふたつは現代日本もの。

表題作は、年齢不詳の魔法使いと狼男(ハーフ)の、おとぎばなしBL。突出したものがあるわけではなかったけれど、恋と魔法はこんな感じが良い、と思わされる安定感あるお話でした。年の差ちょいモダ話として、けっこう好きです。魔法使いキャラは、変人感とか頭脳派感が薄くて物足りなかったところはあります。獣化の鍵に気付くの遅いだろ、って思ってしまった。おまけの星4つ。描き下ろしは、なぜそうなるwって感じのおまけエロ。
・『君はやさしい侵略者』大学生同士。行きずりのワンナイトからの再会話。タイトルが合ってない気がする。
・『言えない恋が溶ける夜』偶然出会ったバツイチリーマンと大学生が一緒に居心地良くごはんを食べる話。バツイチ理由が「どうしてそれが離婚理由になるんだ……?」と素で解せぬので星2つ。
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