きみはともだち【電子限定描き下ろし付き】
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きみはともだち【電子限定描き下ろし付き】

那梧なゆた

将来ヤクザとなるDK主従のピュアな恋

ネタバレ
2022年7月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 若と呼ばれる佐伯隆成はヤクザの家に生まれ、同い年で同級生の高原綾乃はそのお付きをしています。幼い頃からずっと若と一緒の綾乃は親が若の組の傘下で、若の家で暮らし同じ高校に通っています。普通に憧れる若は家を継ぐ気は全く無いのですが、組長である祖父から、継がないなら綾乃は別の候補者に付けて家からも出すと言い渡されます。普通の就職、普通の暮らしをするつもりだった若は、綾乃と一緒にはその生活はできないのだと突きつけられるのでした。新しい候補者の紬円加は早々に若と綾乃のクラスに転入、若の家の居候となります。紬と綾乃の距離がやたらと近く感じられて若はモヤモヤするのでした。普通に憧れるのんびりしたイメージの若ですが、ちゃんと組のトップとしての器を備えているギャップがカッコいいです。サポート役に徹しながら一途に若を想い続けてきた綾乃との、幼馴染であり、若とお付きであり、やがて恋人となる二人が「ともだち」であることを確認します。最終話では25歳となった二人の様子が描かれます。
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