【単話】温泉で秘密のお泊り、241回目
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【単話】温泉で秘密のお泊り、241回目

未散ソノオ

そうだ!温泉行こう!って思っちゃう♨

ネタバレ
2022年7月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 漫画部分は16ページの短編ですが、ギュッとソノオ先生のうま味成分が凝縮されています。とっても好きでした♨
ソノオ先生は、モチーフとする物や事柄を魅力的に伝えてくださるな~と毎回思います。
ある時はたこ焼きを買いに行き、ある時は「睡眠アシスタント」を食い気味で探し、ある時期はちくわストックが増えました(カニカマフリークなのに!笑)。私にとってソノオ先生の影響力ってすごいんですけど、きっと私だけじゃないはず😄

20年来、月に1度の温泉を楽しむ石田と木村。そんな2人の関係性、私は「いいな」と思いました。いろんな意味で自立をしていないと成り立たない関係ですが、逆に言うと、月に1度の2人の温泉旅は、彼らの日常に「寂しさ」を感じさせないくらい満たされるものなんだろうなぁと思います。
「さいこー」と「いいっすなー」のちょうど真ん中、これは漫画だからできる技、とても印象に残ります。温泉もお互いのこともその一言に尽きるよね。
しみじみと温泉を楽しむ2人の中に見え隠れする「愛情」と働く「理性」(お湯は汚さないよ!)にじんわりと萌ゆりました。
読み終えて表紙を見返し、「手!」となりました。この表紙デザインもすごくいい!
この先も、2人にとって心地よい繋がりを重ねてゆくのでしょうね。ソノオ先生ファンには嬉しい短編でした💕
ちなみに「しあわせ夫夫アンソロジー」収録作品ですので、気になる作家さんがたくさんいらっしゃる場合は、そちらを購入する方がお得かも?
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