明日、起きたら君は
」のレビュー

明日、起きたら君は

早寝電灯

帯に騙されないで!

ネタバレ
2022年7月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 海の日のセールで購読。先生の本は本当にハズレがありませんね。
こちは表題作+短編2作、同じ大学の関係者のオムニバスです。
どれも優しい雰囲気で、温かい愛情を感じられてキュンときました。
表題作、帯が衝撃的だったのでもっとくんずほぐれつ激しい描写があるのかと思いましたが、とてもあたたかくて愛情を感じて胸がいっぱいになりました。
すでに同棲している後輩・健斗×先輩・広典のCP。大学時代に知り合い、付き合うようになって、同棲に至っています。
そんな健斗から、睡眠かんを提案され戸惑うストーリー。
大学時代の回想シーンがグッときて涙が出てしまいました。睡眠かんを提案した健斗の気持ちが可愛い。しかもちゃんと広典がいいよ、と言うまで待てができるなんてね。そこでさらに愛情の深さを感じました。
短編1作目は、健斗が出入りする喫茶店でのラブストーリー。喫茶店店員と大学の助手の両片想いのお話です。恋の花が咲く表現が綺麗でした。
短編2作目は、健斗が手伝っていた考古学の発掘をする人のお話。
発掘調査をしたい喜田×調査対象の土地の住人・明野。実は大学時代の顔見知りの2人。その頃から気になる存在ではあったけど、再会したことによりもっと気になる存在に。明野の心の傷に寄り添い、包み込むような喜田にキュンときました。優しいのにキスの奪い方が雄みあってドキドキでした。
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