ルビーレッドを噛み砕く
」のレビュー

ルビーレッドを噛み砕く

朔ヒロ

鮮やかなビジュアル観 βとΩのカップル

ネタバレ
2022年7月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ フェロモンが色付きの結晶の様に見える、だなんて凄く新しくてキラキラしたオメガバースでした。先生と生徒、そして透明なフェロモンに安心感を覚えた中学生時代の朱音の思い出は、実は無理をして作り上げた「先生」だった。α同士の両親から生まれた、濃いα因子を持つβの牧瀬の本来のフェロモンの色は、αに近い青であってもΩの朱音とは「番」関係になれない。一方、αに近いβの牧瀬のフェロモンにあてられてヒートしてしまう朱音。この二人の関係にもどかしさを感じました。うなじを噛む代わりに、朱音の頸から出たルビーレッドの結晶を牧瀬が噛み砕くのが、二人の「番」の証。αとβのカップルになってハピエンでしたが、続編が出る様で、私としては牧瀬のαのお兄様が心配。朱音の「運命の番い」でありません様に。
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