このレビューはネタバレを含みます▼
まず、言いたいことは絵がとにかく美しい!!です!yoshi先生の麗しい絵が最初から最後まで拝めます!表紙詐欺なんてことはなく、中身も表紙のままの美しさ!そしてそこに阿賀直己先生のガッシリとしたストーリーで読み応えもバッチリ!
「普通」にとらわれすぎて好きなものを好きと言えない環境で育った櫻庭と、好きなものは好きと言うし、空気を読まずに疑問に思ったことはズバズバ言う浅水。高校時代にキスを交わし、ある出来事をきっかけに仲違いしたまま浅水が転校し11年、社会人になって再会する。
男性はこうあるべき、女性はこうあるべきという考え方が強い櫻庭は浅水をまるで「女性の代わり」のように扱って、対等な関係を築きたい浅水とは相容れない。櫻庭の意識を変えるきっかけになったのは意外な人物で…。
とにかく櫻庭の変貌ぶりがとても良かったし、浅水も「自分はゲイだから…」みたいなウジウジした感じがなくてすごく強い人でとても好感が持てた。