ちはやふる
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ちはやふる

末次由紀

かるた漫画としては申し分ないけど!

ネタバレ
2022年8月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ アニメから見始め、コミックでも長い間楽しませてくれました。
最初は千早が新と出会ってかるたと情熱を知り、その魅力にはまり切磋琢磨していく、スポ根あり恋愛ありの筋の通ったストーリーでしたが、太一が千早に振られた辺りから「あれ?こんな話だったっけ??」と思うような展開になってしまいました。。
1巻から新と千早が名人クイーンになり、百人一首=恋の歌なので、この2人がメインであり結ばれるのは予定調和であり、その過程を楽しむ物語だと思っていたのに、いつの間にか太一の成長物語になってしまった感が。。
それはそれでスピンオフとかでやれば良いと思うのです。
あんなに新への想いがあった千早はどこへやら、、
新の扱いも雑になり、最終巻まで買うのを迷ってます。
15年も連載されてて最初の1巻のコンセプトとどう矛盾せずに終わらせるのか、ずっと気になっていたのですが
最終話のネタバレを知りすごく残念な気持ちになってしまいました。。
作者が太一推しでファンも多いことは知ってましたが、これじゃあ「私は一生かるたが好きで新が好きなんだ」と言っていた千早はどこへ?記憶喪失!?って感じです。
賛否両論あると思いますが、私は読み終わって太一が振られた時に「百首ぜんぶ真っ黒に見えるよ」と言っていたように全巻真っ黒に見えてしまいました涙
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