誰かこの状況を説明してください! ~契約から始まるウェディング~
徒然花/萩原凛
このレビューはネタバレを含みます▼
コミカライズ版の話が好きで、先読みする為に原作を購入。
他のレビューにもありましたが、文章が雑というか、キャラの言葉遣いなど、貴族設定にしては品性を感じられない描写が多く見られるのと、読んでいて想像力を掻き立てる文章では無いです。
TLラノベでは無いにしても、イチャイチャが淡白過ぎて、恋愛モノのラノベでここまでキュンを感じないのが珍しい位です。
特に6巻。過去最大のトラブル解決後の1番盛り上がりを期待する場面(馬車の中、同室お世話)も、これといった盛り上がりなく普通に就寝とは、このパターンを一体何回繰り返すの…と、いつもより進展を期待していただけに、がっかり感が半端ない。
ヴィオラの間伸びした返事にしても、雰囲気が出ない原因。前半は「は〜い」と言っても、ほのぼの面白いキャラ付けとしては良い。
しかし、返事一つにしても、ずっと同じなら、恋心認識してからの雰囲気に変化が感じられない。
変化したのって、名前呼びになった位じゃ…
普段のヴィオラ(奥様)はそのままで、サーシスの前のヴィオラ(妻)に雰囲気の変化が欲しかった。
"サーシスがキラキラしている"という表現がヴィオラから度々出てきますが、他の令嬢達がサーシスを見て感じるキラキラと同じレベルの表現に感じる。(憧れレベル)表現力が不足しているから、上部だけの表現に感じてしまう。
読者は、山場でサーシスがヴィオラに対してちょっと強引な雰囲気になったり、ヴィオラが素直に甘える位の描写は期待していたはず。
ラノベ版は、今後の展開だけ何となく分かればいいや…位になってしまいました。
ほのぼの可愛いキャラ達が好きで、楽しみに購読していましたが、この分だとコミカライズ版も、想いが通じた二人のラブラブは淡白に終わりそうで、何だか寂しいです。
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