このレビューはネタバレを含みます▼
編集者兼マネージャー 實森侑一郎×売れっ子小説家 多賀谷虹
タイトルにあるようにオメガだけれどアルファと偽っている小説家とアルファの編集者のお話でした。ただ實森はアルファであることを嫌って抑制処置をしてアルファ性を捨てていて、身に付いた能力はそのままなのでとても有能ですが、性的にはアルファではなくなっているという設定です。登場人物が少なく、強力な当て馬も現れないのでわりと安心して読める展開でした。時に厳しく時に優しく接してくる實森と過ごすうちにどんどん変わっていく多賀谷、溺愛ものが好きな方にいいかなと思います。
2022年1月 総268ページ 挿絵あり