新宿69へヴン
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新宿69へヴン

ウノハナ

底辺を生きる2人に幸せを!

ネタバレ
2022年8月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 単行本になるまで待っていたんですが、全巻SALEになっていたので跳び上がって喜び購入しました。すごい!半額!!明日までですので、まだの人はぜひ(≧∀≦)

さて、この作品の魅力は「底辺同士の2人」でしょうか。単にライターとボーイの純愛を描いているわけではなく、生きる為に風俗ルポを書いている九谷と、借金の返済の為にNo. 1として体を張っているヒロムが、底辺を生きているからこそ自分を曝け出し求め合っていく姿がとても丁寧に描かれています。そこに足の引っ張り合いは全くなく、むしろ上がっていく予感しかないのに、一筋縄じゃいかない雰囲気が所々にあってすごく面白い!
ヒロムのギャップがすごいんですよ!!エチの時はあんなにエロくてかわいく、表向きは爽やかイケメンなのに、裏の顔はゴミ鑑賞顔 笑。それなのに九谷とわちゃわちゃした後のあの赤面顔はズルいー!!もうずっとヒロムをルポしていたい笑。
毎回思いますけど、ウノハナ先生ってこういうオンオフのキャラが本当に上手ですよね!でもそこに至る背景の骨組みもしっかりしてあって、少しずつお互いが愛を育んでいくのに笑いと涙なしではいられないほどだから心奪われます。綺麗ごとばかり並べるのでもなく、闇も描きつつ、でも闇の比重が大きくならないところも信頼に厚い。
素人から見た目でもヒロムは難しく、心通わすことは九谷以外はまず無理でしょう!人を信じることができなくなったヒロムが、当たり前の幸せを掴み取って、心からの笑顔が見れることを楽しみにしています。

あともう一個だけ言わせてもらうと、エチの美しさが半端ないです!表情や言動に愛が感じられ、音はうるさくなく、ヒロムの海老反りを筆頭に体の重なり方とかアングルにただただ見惚れます。恋人になった2人の、幸せいっぱいなところも見れますように…。頑張れ長竿マラドーナ!笑
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