このレビューはネタバレを含みます▼
恋の矢印が切ない😩
弦ちゃんの兄を好きな幸太郎、その幸太郎を好きな弦ちゃん。
気持ちの限界から、何かかわるかもって期待を込めた一夜だったんですよね。とっても臆病な、精一杯の期待。その一夜すら、兄だと勘違いされて気づいてもらえなかったら。もう胸の奥がぎゅーと苦しい。
好きな人の気持ちにはすぐに気づくのに、なんとも思っていない人の気持ちには、何も気づかない。残酷につきつけられます。
ジョゼ先生、タイトルを想像しながら読むのが好きです。読んだ前作でも思ったのですが、タイトルが奥深い。
「その肌の熱さ」、最後の「この肌の熱さ」
一夜の弦ちゃんだけが覚えている幸太郎の肌の熱さから、最後幸太郎が、ふたりが感じた肌の熱さになったのかなとも感じました。
弦ちゃん、よかったね。
弦ちゃんがうれしそうで、嬉しい!!
作者様買いが進みそうです^ ^