全短編、ものすごく好きでした！

ネタバレ

2022年8月17日

このレビューはネタバレを含みます▼ ラノベにまったく詳しくないので、フォロー様方がおススメされていた作品・作家様を中心に読みふけっています。感謝です。読みたい欲が勝って、レビューが追いついていなかったのですが、榎田先生の作品セールが本日8/17までなので慌てて💦

本作ですが、素晴らしいエロスでした。作品はもちろんのこと、作者様のあとがきが琴線に触れました。
多岐にわたる設定でありながら、流れるように読めるのは、どの作品も「エロティカ」という1本の筋で繋がっているからですね。
時に理不尽に思える仕打ちにこちらの胸もざわつきますが、そこに隠し切れず存在するエロスによって、ざわつきが甘い震えに変えられていくような感覚を味わいます。

肉感的なエロスに翻弄される（導かれる？）精神世界を堪能した後の最終話には、涙がこぼれました。彼とともに、「生」の尊さをかみ締めました。生への執着となる性愛を尊いと思いました。

扉絵を描かれている先生方も大好きな方ばかりで、とても嬉しかったです。

6つの短編を収めた131頁、セールといえどお安くはないかもしれませんが、私はとても満足しています。ご興味ありましたらぜひ。

『10×3』の続編にあたる『threesome』と他おススメ作品も読みます！

ラノベ沼、読めば読むほどハマる‥。