恋と地獄
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恋と地獄

今井大輔/COMIC ROOM

女の敵の女に「お、おう…」

ネタバレ
2022年8月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 3巻に分ける必要あるかなという短さ。
内容といえるほど内容ないかと。広告で出てる部分でだいたい全部です。
推せるの絵の綺麗さだけかな。
めっちゃネタバレしてます。
ちなみにセ○レって不適切用語になるんですね、漫画の中で山ほど出てくるのに。

主人公女は絶賛社内不倫中。
中身何もない自分カワイソウ
そんな主人公は、既婚と明かしつつ関係を持ちかけてきた不倫男に落ちます。不倫男曰く「頭良くて口が堅い女好きだよ」。それを自分の事思える主人公、自己肯定感エグない?
主人公には他にもセ○レがおり、その中の「のりまきくん」という働いてんだかよくわからない男に「そんなに不倫男がいいの?俺と付き合おうよ(意訳)」と言われますが、あっさり不倫男を選び「これからもごはんとか、こういうことしようよ」とキープ全開な返答をします。
また主人公曰く不倫男と付き合える確率は「99%ない」。いや100%ねぇよ、相変わらず自己肯定感たけぇな。不倫のことも喋ってんじゃん、口軽くね?
それから時が経ち、不倫男は社内の別の女に乗り換え主人公に関係の終わりを告げます。不倫男がその女と社内でイチャついてるところに都合よく出くわす主人公、その時の不倫男の「バカはゴミ箱行き」という言葉に逆上し、性的暴行でっち上げ告発という復讐を企てます。正気ですか?
不倫男をメッセージで釣り上げ「何言ってもやめないで」と関係を迫ります。アホすぎん?
翌朝主人公は、着衣は乱れボロボロの見た目でダイレクト出勤。でっち上げ告発を行ない、不倫男は出勤と同時に社内男性に取り押さえられます。
復讐かどうかよくわからん騒動を起こした主人公は、晴れやかに会社を出てさっそくキープ君のりまきを誘い、物語は終了します。は?

読み終わったあと「お、おう…」って感情しか出てこなかったです。
共感ゼロの登場人物しかおらず、理解できなくはないけどしたくもない言動のオンパレードでした。
不倫男がクソなのは前提ですが、それ差し引いても主人公も十分同類です。
何言ったって自覚ありの不倫。主人公も加害者でしかない。それを被害者目線として描くから脳内ゆるふわ系女子()に見えるんでしょうね。
「カワイソウな自分」を盾に、不倫してセ○レ作って、結局不倫男に捨てられ逆上、最終的にセ○レに縋るて…鬼ダサ…。
結局こういう女が「女の評価を下げる女の敵の女」ですわ。
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