羅城恋月夜
」のレビュー

羅城恋月夜

朔ヒロ

最高に素晴らしい!

ネタバレ
2022年8月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「明烏夢恋唄」のスピンオフ。
茨木童子、酒呑童子の伝承がとてもわかりやすく描かれその当時が目に浮かび素敵なストーリーに引き込れました。いろいろな説もあるみたいですが、感慨深いものがありました。茨木はなくした右腕を何故千年も探し続けていたのか?紺が約定を結び右腕探しを協力していく中でわかっていき、見つかった右手に握られていたのは酒呑童子の角。その想いに胸が締め付けられました。鬼と陰陽師は宿敵とされている関係。一緒にいたいけど、大切に想うからこそ紺にはよく考えて決めてほしいと思い3年後に迎えにくるという茨木の優しさにウルッとなりました。そして翠蓮が紺を助けるためにきてくれたのがよかったです。前作で「かすみ楼」の結界を破ろうとした翠蓮に茨木が力を貸していたんだと知って「そうだったんだ〜」と納得してほっこりしました。あ〜早く3年経って紺をさらってほしい。
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