BL作家、スパルタ編集と××する【コミックス版/シーモア限定おまけ付き】
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BL作家、スパルタ編集と××する【コミックス版/シーモア限定おまけ付き】

加森キキ

強気誘い受けの本当の顔は?

ネタバレ
2022年8月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 駆け出しのBL漫画家・滝川先生×担当編集の七尾のお話で、表題作のみ全7話+描き下ろしで合計187ページ。少年漫画家としてデビューしたものの挫折した滝川が、BL漫画家に転向後、出版社主催のパーティーで当時の担当編集・七尾と再会し…というストーリー。BLの鉄板、作家×編集者のお話ですが、作家・編集者どちらもちょっとキャラに一捻りあるので、鉄板属性でも楽しめると思います。最初は滝川先生目線でストーリーが進むので、七尾に対して良い感情が持てなかったんですが、途中で七尾目線のエピソードを挟んだことで、一気に七尾に感情移入できます。あ〜あの時の言動はそういうことだったのかぁと理解できると、もう七尾が健気で頑張り屋で仕方ない!パッと見はチャラくて軽い感じなので、そのギャップがまた七尾にハマらせるんですよね。もっとちゃんと最初から言ってくれてたら良かったのに!最後は七尾の真意をきちんと滝川先生も理解してくれたので、ほっと一安心できました。当て馬的な六月先生もちょっと謎キャラでしたが、いい働きをしてくれていたと思います。絵柄は他の方も書かれてましたが、確かに顔のアップや胸から上の絵が多くて、引きのアングル少なかったので、ちょっと単調に見えたような気も…。でもスッキリ綺麗な絵柄で読みやすかったと思います。
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