君とハネムーンにさらわれて
」のレビュー

君とハネムーンにさらわれて

野津いぬま

厳しくてごめんなさい

2022年8月20日
まず、短編では、色んな細かい設定まで書く必要ないと思うんです。てか、これは説明し過ぎ。
それこそ行間の意ってヤツで充分でしょ。

とにかく、盛り盛りの設定をいちいち説明されて、その上、それに対してどう思ったからこうする、みたいなことも全部全部 説明される。余韻がない。
そして、告られた方のご都合で物語が進んでいく。

まあね、確かに世の中って、、
フラれた側は可哀想だからって被害者のように思われて、いつの間にか救済されるべきヒト扱いされることが多いよね。で反対に、フッた側は冷酷だの思われて、悪いヤツ認定される。その考えは理解できなくはないけど理不尽だと思うの。
だってさ、なら、告られる度に付き合うの?あり得ないでしょ。それに、この主人公は既に両想いなんだよ。仕方なくない?壊す権利なんて誰にもないと思う。
でもね、だからと言って、いや、だからこそ、フッておきながら、相手の自分に対する気持ちを盾にして、チカラ技で自分の傍で生きることを強いるのは違うと思う。
まぁね、2人の関係はあくまで2人の問題だけど、でも結婚するんだからね?関係者は2人だけじゃないんだし。
それ以前に、フる側も血を流すのが当然でしょ?
最後だからハグしてあげる、みたいなこと言ってるけど、この先も今までのように付き合っていけるよねなんて、そんなら最後じゃないし。そんなワガママ設定、ありなワケ?

BLはファンタジーだからと言って、こんなパワ ハラ男はありえない。サッサと忘れて、次いこ、次ッ‼︎ ってな。
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!