美しい彼
」のレビュー

美しい彼

凪良ゆう/北野仁

第一印象は最悪でした。

ネタバレ
2022年8月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「美しい彼」と言う作品は前々から話題になっており、知ってはいましたが、原作は小説。小説は嫌いではないですが、読むのも時間がかかるし、なんかいいやって感じに後回しにしていました。
ですが、今回漫画化したと聞き、漫画なら!と思い迷わず購入しました。
最初読んだ時、第一印象は最悪でした。
最悪というか、自分にとことん合ってないな感がすごくて、1巻だけじゃ、どっちが攻めか受けかもハッキリせず、(後々攻めになる)暗い男がとにかく気持ち悪くて、受けはとても気が強く、周りを見下してる感じ。
1巻はその印象で終わります。
いじめとか、孤独感とかがすごくて、そういう雰囲気で漫画の1巻は終わってしまうので、漫画から入った私的には印象が悪いの一言でした。
もう買う事はないなと思い、同時になんでこんなに話題になったんだろうかと不思議だったので、小説のレビューを見に行きました。
そこにはもう大体のひとが「攻めが気持ち悪い。でもそこがいい!」というレビューがびっしり。
私は不思議で仕方なかったです。
確かに、攻めであろう男は気持ち悪かった。
でも、あれのどこがいいの……??って世間と私との評価が真逆で当時は困惑してました笑
そこまで言うなら……と原作1巻を購入。
言うまでもない。最高でした。
もう気持ち悪い攻めが最高なの!!!!
初めて「気持ち悪い」という言葉を褒め言葉として扱いました。
この作品は後々からじわじわとこの作品の良さが来ます。攻めの気持ち悪さと、受けの素直になれなさが絶妙にマッチしていなくて、でもマッチしていない所がうまくいってるというか……、、、
まさか自分の最初の「最悪」という評価を覆させられるとは思ってもいなかったです。
この作品、攻めの気持ち悪さの良さにハマったら最後です。
是非とも、漫画から入って、「なんか合わないな」「気持ち悪いな」と思われたそこの方!!!
小説1巻を読んでみていただきたい。
是非とも貴方もこの気持ち悪いワールド(褒め言葉)に取り込まれてみて欲しい!!
気持ち悪いワールド(褒め言葉)の沼に新たに飛び込む方を我々(入沼済者)はお待ちしております。
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